婚活体験記~上司からの紹介編~

本気で婚活すると決めてから、わたしは婚活していることをかなりオープンにしていた。そのおかげで女医コンも教えてもらったし、上の先生からパーティーに誘われたり、合コンにも誘われたり、男性を紹介してもらったりした。

 

仲の良い上司から、伊達めがねにおすすめな人いるけど会ってみない?と声がかかったのでどういう人かも聞かず、二つ返事で会ってみます!と答えた。

 

わたしと同い年の不動産の営業の方だった。笑うとくしゃっとなる顔が割と好みだったし、身長も175cmくらいと高かった。

上司夫婦とわたしと不動産の方でランチをして連絡先も交換して次の予定も決めた。

 

やはり知り合いからの紹介って侮れないなと思った。

話し方も終始穏やかで、好印象だった。

 

しかし、その数日後上司がすごく言いづらそうにわたしに、

 

ごめん…不動産営業の人、バツイチだった…てっきり初婚だと思い込んでた…

 

と言われた。

わたしは30過ぎなら、離婚理由にもよるがバツイチでも良かった。ただし子なしに限るが。なので、バツイチでもいいですよー。子無しなら!と答えた。

そしたら上司はさらに気まずそうな顔になって

 

ごめん…子供いるらしい

 

まじかー。。

聞くところによると、わたしと会ってからしばらくして、不動産の人とご飯に行った上司の旦那さんがたまたまそれを聞いて上司に伝えたらしい

奥さんとその子供とはもう会ってはいないらしいが、いきなり赤の他人の母になる勇気はなかった。

 

次会う約束までしてどうしようと悩んだが、お互い時間は有限だし、どうしてもバツイチ子有りの方と結婚を考えて付き合うことが無理な以上、断るほうがお互いのためと思って断った。

 

ただ、上司からは上司夫婦が不動産営業の方がバツイチ子有りだとわたしに言ったのは黙っていて欲しいと言われたので、LINEで

「そういえば確認しておきたいのですが、不動産さんて初婚ですか?」

と切り出した。そしてバツイチ子有りであることを本人から聞き出して、お断りをした。(文字にするとすごくひどい・・・・)

そんな鬼畜な仕打ちに対しても向こうからは

「たとえ今は元嫁と子供にも会っていなくても気になる人は気になりますよね。分かりました。お互い婚活頑張りましょうね(^^)」

と返信が来た。

 

す・・・・すいませえぇぇん!!!!

 

いい人だっただけに、すごい申し訳なさでいっぱいだった。バツイチ子有りであることも隠さず教えてくれる誠意のある人だった。