婚活体験記~坂口健太郎似の薬剤師③~
薬剤師とのデートの後、毎日彼からLINEが来た。
内容は今日作ったご飯シリーズや仕事のことが多かった。うーん、LINEも女子っぽい。。
わたしはLINEの返信は早いほうだが、続けるのが苦手だ。しかし既読スルーしていると電話がかかってくることもあった。電話の内容もLINEと同じようなことだったのでわざわざ電話で伝えることなくね?と思ってしまっていた。
その頃わたしは仕事が割と忙しく、深夜にならないと返信できないこともしばしばあった。あとLINEでの言葉遣いがたまに赤ちゃん風になることも少し(いやすごく)気になった笑
次のデートはわたしの当直明けの日だった。よりによってその当直の日が鬼のように忙しく、急変しまくりで一睡もできなかった。
朝仕事が終わってから、更衣室でLINEを開くとLINEのボイスメッセージがわたしが急変対応に駆けずり回っているときに届いているではないか!
恐る恐る開けるわたし。
「伊達めがねちゃーん!お仕事お疲れ様!僕は今お風呂に入ってきたとこだよー!もう寝るね!おやすみーー!!」
・・・・・
いや、わかってるよ、彼に悪気なんてない。
けど、けど・・・・
こちらがこんなに死の間際の患者と戦っているときにボイスメッセージでこんなどーーーでもいいこと送る必要ないんじゃないかな!!
と激しく思ってしまった。
無理だ。こんな疲労してるのにさらに精神的な疲労をさせてくる相手に貴重な休みを潰せない・・・・!!
結果、
「ごめんなさい。当直が忙しすぎてちょっと今日は寝ていたいかな。時間空けてくれたのに本当にごめんね。また次の機会に。」
と送った。
そしたら電話が!
「伊達めがねちゃん!僕なにか悪いことしちゃった?僕のこと嫌いになった?」
あーーー、もういいから寝かせてくれ
わたし「いや、本当に疲れただけだから。ごめん、しんどすぎるからちょっと寝させて・・・」
薬剤師「本当に?また会える?」
わたし「うん、ちょっと忙しくなるからまた連絡するね」
こうしてイケメン薬剤師とは終了しました。その後もかなりLINEは来ていたけど、彼氏ができたと嘘をついた。
うーん、LINEのボイスメッセージ機能てなんのためにあるんだろうか。。使える機能すべて使いこなす必要なくね?と激しく思った一件だった。わたしはイケメンは好きだしイケメンなら許される部分もあると思っていたが、ボイスメッセージはイケメンでもわたしには無理だったようだ。
ちなみに坂口健太郎もそれまで好きだったのだが、この件以来苦手になってしまった笑