婚活前の話①
本気で婚活をしよう!と思ったきっかけは研修医2年目で付き合っていた上級医と破局したからである。
今回はこの上級医との話を。
研修医は各科ローテといっていろんな科を1ヶ月ずつローテートする。女医の最後のモテ期が研修医時代といわれるのはそのためだ。各科に所属してしまえば他科と密接に関わる機会はなくなる。つまり各科に所属する前はそこそこ時間も出会いもあるのだが、所属後に出会いはかなり減る。
研修医1年目で元彼の所属科をローテートしたときの上級医は元彼ではなかったし、ほとんど関わる機会もなかった。研修医は主に救急外来で診療を担当し、処置の必要な患者さんには処置をしたり、入院の必要がある患者さんを各科にコンサルトしている。
わたしの当直日と元彼の当直日が一緒でコンサルトしたりするうちに徐々に仲良くなり、偶然近くのコンビニで出会った時に連絡先を交換した。
その後、向こうから飲みに行こうと連絡が来たので、2人だと変な噂を立てられても申し訳ないと思い、仲の良い同期を誘って飲みに連れて行ってもらった。その帰りに、今度は2人で飲もうよと言われた。
もう有頂天である。
彼は独身の男性医師の中で優良物件と言われていた。正直顔はタイプではなかったが、身長も高く、仕事もできたので人気があった。病棟の看護師さんが好き好きアピールをしているのを見たこともある。(本当に好き♡と言っていてびびった)
これは脈有りなのか!!いや、脈ありだろ!!そうに違いない!!
こうして今度は2人で飲みに行くことになったのである。
約束をした日、わたしは緊急が入って21時くらいに終わったため、さすがにその日は諦めようと思っていた。が、彼は待ってるから、終わったら教えてとまってくれていて、連絡すると、家まで迎えに来てくれて、バーに連れて行ってくれた。
緊急終わりで疲れていたのもあってかなり酔ってしまった。
0時も回り、さすがに帰りましょうと言って、店を出ると彼が手をつないできた。
家まで送るよ。
うーん危ない、さすがに一回目でやるわけにはいかない!!そう思ったわたしは、いや、一人で帰れます。彼:心配だから送ってくの押し問答をし、わたしが根負けして途中まで送ってもらっていたのだが、やっぱりまだ話し足りないから何もしないから俺んち行こうと言われた。いや帰ります。なんで?俺と話したくない?そういうわけではないですけど・・・じゃ、俺んち行こう!となってしまった。
我ながらチョロすぎである。
つづきます