コンジローマになって困ったこと
こんばんは、伊達めがねです。
今はコンジローマはすっかり治っているわたしだが、今日はコンジローマになって困ったことを書いていきたいと思う。
コンジローマはイボがある状態でsexすると、粘膜同士の擦れ合いでできる小さな傷から感染する。
感染したとしても通常は自然に排除されるのだが、一定の確率で発症してしまう。
潜伏期間なんと1ヶ月から8ヶ月で平均3ヶ月。わたしの場合、発見されてから3ヶ月前が最後のsexだったから、平均的だった。結婚前提で付き合っていた相手だったし、ピルも飲んでいたのでゴムなしでやっていた。ほんとに無防備でしたすみません、、
発症後のsexは、当然病変のある状態でゴムなしでやると移るのでゴム有りでやればいいのだが…
ベセルナクリームが強力すぎて、アソコの粘膜が痛くてやる気になんてなれなかった笑
あと、パートナーにはなぜか病変がなかった。。でも病変がない相手からも移されることは普通にありますと主治医に言われた。
また、一回かかってしまうと潜伏感染する場合があるので病変が消えても体内からウイルスがいなくなったのを確認するのは無理ですとも言われた。ぜ、、絶望!!
まぁ困ったことって、ベセルナクリームめんどくさいとか、医療費かかるとか、再発の恐怖におびえるとかいろいろあったけど、一番はパートナーとの関係性が崩れることだったと思う。
パートナーとの関係性が崩れることってSTD(性感染症)の最もやっかいなところの一つだと思うし、実際主治医にも言われた。
STDになってしまうと当然だが、相手が浮気してたんじゃないかとか、どんな性生活送ってきたんだとかいろいろ疑心暗鬼になると思う。実際わたしもそうだった。
また、パートナーにかかってしまった事実を言うかどうか迷う人もいるだろう。
みなさんお願いですので必ずパートナーに伝えてください
二人とも治療しないと治るものも治りません。わたしの経験が後々だれかの糧となることを祈ってます。
わたしの場合、パートナーには病変がなかったため、浮気をかなり疑われ、別れの危機にまでいたった。冷却期間を設けたりして、本当にしんどかった。まあ別れの危機となった原因はこれだけではないのだが笑
ちなみにそのパートナーとはつい最近入籍した。
入籍する少し前に、わたしが今でも浮気したと思ってる?と聞いてみたが、普段の生活見てると(同棲していた)そんな感じないからもう疑っていないといわれた。
いや、まず疑ったこと謝れよ
と思ったのは言うまでもない。
STDにかかってしまったことを反省したり後悔するのもいいんだけど(2度と同じ間違いをしないなら)、パートナーともにきちんと診察と治療を受けるのが重要かなと思う。そしてこれは主治医から言われた一言なのだが、STDも風邪みたいなもんです。sexする以上、そして相手にsex経験がある以上、かかる可能性は0ではない。
まあ中には絶対おまえそういうお店行っただろ!とか浮気の証拠あるんですけど?みたいな人もいるかもしれない。それは治療後にゆっくりしっかり追求すればいいと思う。
↓言わずと知れた男女関係改善のための名著。わたしも何度も読みました笑
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コンジローマ治療③〜経過観察期間〜
コンジローマは厄介な病気である。何が厄介かと言うと再発率が非常に高い。
一般的には3ヶ月以内に25%が再発する。
なのでコンジローマ治ったー!ってなっても3ヶ月は経過観察せねばならない。
日々の忙しさと股を覗く億劫さで観察していないがわたしの場合は定期的に産婦人科に通院していて、内診してもらっている。
わたしの場合ベセルナクリームの効きは遅かったが、そのかわり完治と言われてからは今のところ再発はない。
しかし今回のことでわたしは遅ばせながら子宮頸癌ワクチン摂取をすることにした。
もう2度とこんなめんどくさいし、お金のかかる治療したくない!何よりショックがでかかった!
ワクチン3回でその不安からある程度解放されるのなら、打ちます打ちます!って感じになった。
ハイリスクHPV2種類+尖圭コンジローマのHPV6型11型をカバーできるワクチンを年3回。
今現在は9種類(ハイリスク7種類+尖圭コンジローマ2種類)カバーできるやつもあるみたいです。打てる病院限られてるけど。
1回15000円くらいするけど、背に腹は変えられないし、何より子宮頸がんにでもなったらそんなもんじゃないダメージと出費になると思うので。
もっと早いうちに打っておけばなー。と思いつつ接種が残り1回を残すところになった。
尖圭コンジローマ治療②~効果が出るまで~
ベセルナクリームは16週間の連続使用が認められている。
いぼの部分に寝る前に塗り塗りして6時間~10時間を目安に朝寒い中洗い流すというすこぶるめんどくさい作業を続けていた。
そもそも観察しづらいところなのでいぼに見えるところすべてに塗っていた。てか尖圭コンジローマなんてそうそう見たことないからわからないのだ。
ネットでコンジローマ画像調べて、似てる形のいぼに塗っていて、効果を実感したのが2ヶ月あたりだったと思う。この時点でいぼは半分くらいの大きさになったと思う。
多分このブログを読んでいる方はコンジローマと診断されてどーしよー!!ってなっている方か、ベセルナクリーム延々塗り続けているけどいつになったら終わるんや!って思っている人かと思うので目安として。
わたしの場合いぼはメインの病変が1.5cmくらいのもの。それが左右の膣横にありました。ここまで小さくても効果出るまで2ヶ月かかりました。
2ヶ月超えると、わたしの職業を知っていたので主治医の問診のみで診察が終わっていた。わたしも内診台に上るのぼめんどくさいため、うーんまあすこし小さくなりましたーとか言って終わらせていた。
でもどーしても小さくなってくれない部位があり、ベセルナ16週目を終えた後、液体窒素で焼いてくれる病院に紹介となったのだ。
そこで内診されたときに新しい先生がいった衝撃の一言
「伊達めがねさんがコンジローマと思っているものは処女膜の破れたあとですね」
「ファッ?!」
自分がいぼだと思ってベセルナ塗り続けていたものがいぼではなく処女膜の破れたあとだという衝撃的事実!!爆 新主治医によるとコンジローマはもう治っていますよと。
ですので16週塗りきったらわたしの場合は治っておりました。
先生、めっちゃ液体窒素スタンバイしてくれていたのにほんとにすいません・・・
疑わしいいぼ的なものや、よく分からんものがあればその都度主治医に確認しましょう。尖圭コンジローマ以外のものの可能性もあります笑
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コンジローマ治療
コンジローマに関して簡単な知識を。わたしは医師だが産婦人科医ではないので医師国家試験レベルの知識です。
コンジローマを引き起こすウイルスはHPV6型と11型の2種類である。HPVは子宮頸がんの原因にもなるのだが、コンジローマのウイルスは同じHPVでも型が違うのでコンジローマになったからといってそのせいで子宮頸がんになることはない。ただし子宮頸がんを起こすHPVハイリスク型と呼ばれるウイルス(たしか14種類くらいいる)と合併感染している場合もあるため、コンジローマかもとなったときに子宮頸がん検診も合わせて行った。
そこはセーフだった。よかった・・・
コンジローマの治療は医師によって分かれるようだが、液体窒素、レーザーで焼いたり、ベセルナクリームという塗り薬で治療したり、メスで外科的に切除したりの選択がある。
わたしは性病になったという事実がショックすぎて、とっとと直したかったから多少痛い思いをしても手っ取り早く焼いてほしかった。しかし、主治医はベセルナクリームで直していく選択をとった。
レーザーや液体窒素は手っ取り早いが再発率が高く、ベセルナクリームは時間がかかるが再発率が低いといわれた。
ちなみにベセルナクリームだと最低3ヶ月かかると言われた。まじか。
またこのベセルナクリームがやっかいな薬で1日か2日おきに入浴後に患部に薄く塗り込んで、翌朝石けんで洗い流さなければならない、非常にめんどくさい薬なのである。
洗い流さないとヒリヒリしてきて最悪びらんといって表皮剥離を起こすのだ。
てかコンジローマってこんな薬じゃないと治らないんかい!強すぎだろ!
そして薬代が高い。週3回使用して、4週間分でたしか5000円くらいした。そして基本15℃以下で保存らしい。用法もめんどくさければ保存もまあまあめんどくさい。
わたしはケチなので、本当は1包使い切りなのに半分くらいずつ使用してラップで包んで冷蔵庫にいれていたw
12月頭から治療開始したため、朝のシャワー寒いし、何より朝から股洗うために15分早く起きなきゃいけなくなった。辛。
コンジローマになりました
わたしがコンジローマと診断されたのは2019年11月中旬から末にかけてだった。4月の子宮頸がん検診の際にチョコレート嚢胞が見つかり、ピルを定期内服していたので病院には定期的に通院していた。その定期通院のときの内診で見つかった・・・
ちなみにコンジローマとは外陰部にできるウイルス性のいぼであり、性病です。
医者に指摘されるまで、はずかしながら全く気づかなかった。ただ少しかゆみがあるなーと思っていたが、何かしてたら気にならなかったし、あんなところを見るのは大変なので(体勢的に)スルーしていた。
内診の時に診ていただいたのは若手のバイトの女医さんだったのだが、若手だけに1から基本に忠実にきちんと診てくれる方だったのだろう。学生時代に習った手順通りに診察していただいてるなー、真面目だなーとか思っていた。
「ん?伊達めがねさん、膣の外にちょっとできものがありますね。」
わたしも医師なのでもうその一言でピンときてしまった。自覚症状に乏しいが見た目ですぐ分かる陰部のおでき・・・・梅毒か尖圭コンジローマじゃね?リンパの腫れないから尖圭コンジローマじゃね??
「え・・・もしやコンジローマですか?」
「でしょうね。ちょっといまからそのおできはさみで切って病理に回すんで確定診断は2週間後ですけどねー」
ちょっと今めちゃ怖いこと言わなかった?おできはさみで切る?
「いてっ!!!」
ほかの病院がどうかは知りませんが局所麻酔もなくコンジローマの先っちょをはさみで切られました 笑
ま、一瞬なんでそこまで痛くないけどふつーに切り傷くらいの痛みです。
その後めでたく(?)コンジローマと診断され、コンジローマとのお付き合いが始まってしまった。
はじめに
医師なのになんと性病にかかってしまった。
1回はクラミジア(こちらはすぐに治った)。そして現在は治ったのだが、尖圭コンジローマにも罹患してしまった。
救急外来をやっていた時代、性病かもと受診する患者さんにたいして
あー、性に奔放なんだな
とか思ってたけどほんとすいません。かかってしまったから言えることだけど、これ、ほんとに誰でもかかるし、経験人数(相手は知らんが。)にもよらない!
もうほんとにめちゃくちゃショックでめんどくさい治療を約半年?8ヶ月?受けてよーやく完治した。
ちなみにわたしの年齢は30代前半である。今30代の女性のコンジローマが微増傾向にあるらしい。
コンジローマ含めわたしの経験が少しでも悩み多き女性達の助けになればと思い、ブログを書いてみる。